
理事長あいさつ

創立70周年を迎えて

「読み書きが出来なくてもいい。遊び相手になってほしい」
11歳になる重度障害児Aさんの母親が熱心に訴えた相手は山口市内の中学校で美術担当教師をしていた村上修好氏。後にるりがくえんを創立した人です。
1954(昭和29)年9月、「村上特殊教育研究所」を立ち上げ、週3日、学校帰りの家庭訪問を開始。さまざまな遊びを取り入れる中、ジャンケンが出来るようになり、一人でトイレに行き、風呂にも入れるようになるなど、今まで全く出来なかったことが少しずつできるようになります。
「市内にはAさんのような人がまだいるはず」。入手した未就学児童の名簿を手に戸別訪問。家庭訪問先が3か所になった機に教師を退き、56(昭和31)年9月、無認可の「私塾瑠璃学園」を開設しました。法人化は15年後です。瑠璃は薬師瑠璃如来の”るり”。「瑠璃も玻璃も照らせば光る」(江戸いろはかるた)の”るり”です。村上園長は、障害児も光(教育)を添えればいかようにも変わるという教育観から、この瑠璃を名号に用いました。しかし、子どもには読み書きが難しいという理由から、3年後には平仮名の「るりがくえん」に改め現在に至っています。
園舎が火事で焼失。移転先では道路の拡幅のため更に移転を余儀なくされ、山口市鋳銭司の現在地(当時は平地林)を購入したのは61(昭和36)年6月です。しかし、宅地に造成するための資金がありません。そこで、ある情報を得て藁をもつかむ思いで向かった先、そこはなんと米軍岩国基地。二日後には「造成作業OK、手続きも資金も不要」の返事が届きます。二人の海兵隊員がブルドーザーを持ち込み、年内に整地完了。翌年1月の地鎮祭、3月の園舎起工式には海兵隊幹部も出席。そして、上棟式にはナンバー2の副司令官が大型ヘリで飛来しました。村上園長はその時の副司令官のあいさつに「カルチャーショックを受けた」と、次の一文を書き残しています。
障害児の問題は国境を越え、人種を超えた問題である。忙しい世の中で
11歳になる重度障害児Aさんの母親が熱心に訴えた相手は山口市内の中学校で美術担当教師をしていた村上修好氏。後にるりがくえんを創立した人です。
1954(昭和29)年9月、「村上特殊教育研究所」を立ち上げ、週3日、学校帰りの家庭訪問を開始。さまざまな遊びを取り入れる中、ジャンケンが出来るようになり、一人でトイレに行き、風呂にも入れるようになるなど、今まで全く出来なかったことが少しずつできるようになります。
「市内にはAさんのような人がまだいるはず」。入手した未就学児童の名簿を手に戸別訪問。家庭訪問先が3か所になった機に教師を退き、56(昭和31)年9月、無認可の「私塾瑠璃学園」を開設しました。法人化は15年後です。瑠璃は薬師瑠璃如来の”るり”。「瑠璃も玻璃も照らせば光る」(江戸いろはかるた)の”るり”です。村上園長は、障害児も光(教育)を添えればいかようにも変わるという教育観から、この瑠璃を名号に用いました。しかし、子どもには読み書きが難しいという理由から、3年後には平仮名の「るりがくえん」に改め現在に至っています。
園舎が火事で焼失。移転先では道路の拡幅のため更に移転を余儀なくされ、山口市鋳銭司の現在地(当時は平地林)を購入したのは61(昭和36)年6月です。しかし、宅地に造成するための資金がありません。そこで、ある情報を得て藁をもつかむ思いで向かった先、そこはなんと米軍岩国基地。二日後には「造成作業OK、手続きも資金も不要」の返事が届きます。二人の海兵隊員がブルドーザーを持ち込み、年内に整地完了。翌年1月の地鎮祭、3月の園舎起工式には海兵隊幹部も出席。そして、上棟式にはナンバー2の副司令官が大型ヘリで飛来しました。村上園長はその時の副司令官のあいさつに「カルチャーショックを受けた」と、次の一文を書き残しています。
障害児の問題は国境を越え、人種を超えた問題である。忙しい世の中で
忘れられがちな障害児のためにお役に立てたことを光栄に思う。
6年前の理事長就任直後、村上園長が残した多くの写真の中から二枚を選び理事長室に飾っています。一枚はこの時飛来した大型ヘリの周りに地元の人たちが群がる写真。もう一枚は村上園長とAさんらがお礼のため岩国基地を訪れた時の写真です。一番苦しい無認可時代に手を差し伸べていただいたことへの感謝の気持ちを繋いでいきたい思いからです。
鋳銭司の園舎が完成した38年後の2000(平成12)年には、鋳銭司から直線で北へ20キロの位置にある山口市宮野に泉源付きの土地を購入。現在は2箇所体制で支援活度を続けています。
振り返れば、今年2026年はるりがくえんの創立70周年です。今時必要とされる地域社会共生に配意するとともに、るりがくえんの基本理念「社会的自立/自律を目指してハビリテーションに挑戦します」を職員一丸となって実践してまいります。
鋳銭司の園舎が完成した38年後の2000(平成12)年には、鋳銭司から直線で北へ20キロの位置にある山口市宮野に泉源付きの土地を購入。現在は2箇所体制で支援活度を続けています。
振り返れば、今年2026年はるりがくえんの創立70周年です。今時必要とされる地域社会共生に配意するとともに、るりがくえんの基本理念「社会的自立/自律を目指してハビリテーションに挑戦します」を職員一丸となって実践してまいります。
2026年(令和8年)7月
理事長 湯田 克治
基本理念・基本方針・基本目標

基本理念
──
私たちは、社会的自立/自律を目指してハビリテーションに挑戦します。
基本方針
──
第一 私たちは、意思と人格を尊重した福祉サービスを提供します。
1. 常に要望を聴き、満足度の高い活動ができるよう努めます。
2. 人権を擁護し、差別のない生活が継続するように努めます。
第二 私たちは、自立と社会経済活動への参加を促進する支援に努めます。
1. 日常生活の自立(又は自律)を促進するための支援に努めます。
2. 健康を維持し、社会的・職業的自立を促進する支援に努めます。
3. 遵法精神を尊重し、触法行為を起こさないよう支援に努めます。
第三 私たちは、地域の福祉を豊かにするよう、積極的に連携します。
1. 地域の文化を守り、地域の活動に参加・交流するよう努めます。
2. 保護者や地域の人たちと積極的な連携に努めます。
3. 関係機関等と密接に連携し、誠実に的確なサービスを提供します。
基本目標
──
第一 私たちは、時代のニーズに対応できるよう努めます。
1. 気持ち良く「挨拶を交わす」ことから始め、円満な人格の形成に努めます。
2. 自由で平等な関係にあることを念頭に置いてサービスを提供します。
3. 愛情豊かで心温まる快適な生活環境の広がる地域社会の構築に努めます。
第二 私たちは、法の精神に基づく施設運営と事業を積極的に行います。
1. 更に快適な生活環境になるように、丸ごと、我がこととして努めます。
2. 一人ひとりの個別支援計画によるサービスを充実させます。
3. 地域社会化及び就労を促進するよう懸命に努めます。
第三 私たちは、多様、かつ、高度な専門性をもって支援します。
1. 多角的な相談に応じ、可能な限り満足のゆく解決が得られるよう努めます。
2. 常日頃から、優れた支援に結実するよう、研修・研究に努めます。
3. 連帯感あふれる民主的な運営で、切れ目のない支援を継続します。
法人概要

法人名 | 社会福祉法人るりがくえん |
所在地 | 〒747-1221 山口県山口市鋳銭司10812-1 |
電話番号 | 083-986-2054 |
FAX番号 | 083-986-2469 |
代表者 | 理事長 湯田 克治 |
設立年月日 | 昭和45年12月2日 |

旧園舎
(平成16年2月18日撮影)

新園舎
(平成23年4月12日撮影)
各施設概要・お問い合わせ先
法人本部
〒747-1221 山口県山口市鋳銭司10812番地1
TEL:083-986-2054/FAX:083-986-2469
TEL:083-986-2054/FAX:083-986-2469
共同生活援助(介護サービス包括型) 事業所るりがくえんホーム
〒747-1221 山口県山口市鋳銭司10812番地1
TEL:083-986-2058/FAX:083-986-2058
TEL:083-986-2058/FAX:083-986-2058
共同生活援助(介護サービス包括型)事業所るりがくえんきららホーム
〒753-0001 山口県山口市宮野上1515番地
TEL:083-921-2050/FAX:083-921-2051
TEL:083-921-2050/FAX:083-921-2051
法人沿革

昭和29年9月 | 村上特殊教育研究室として発足、重度精神薄弱児の巡回指導を開始 |
昭和31年9月 | 山口市西惣太夫(鰐石橋)に重度精神薄弱児通園教育施設・私塾「瑠璃学園」を開設 |
昭和34年9月 | 大内町(現山口市)川向に移転新築し、収容・通園教育施設「るりがくえん」となる |
昭和38年4月 | 現在地(山口市鋳銭司)に移転、収容教育施設となる |
昭和45年12月 | 社会福祉法人認可 |
昭和46年3月 | るりがくえん(鉄筋一部二階建651.89m2)を新築(国庫) |
昭和46年4月 | 精神薄弱児施設(30名)認可 |
昭和49年5月 | るりがくえん青年寮(鉄筋一部二階建726.27m2)を新築(国庫) |
昭和49年6月 | 精神薄弱者更生施設(重度棟・男子30名)認可 |
昭和50年4月 | 園内に県立防府養護学校分教室を開設 |
昭和50年7月 | 園内に県立防府養護学校分教室を閉鎖 |
昭和51年4月 | 鋳銭司小・潟上中学校の分教室に変更して開設 |
昭和51年6月 | 学習指導棟を新築(共同募金、中部財団助成) |
昭和52年6月 | 青年寮作業指導棟(軽量鉄骨二階建142.28m2)を新築(清水基金助成) |
昭和58年8月 | るりがくえん青年寮女子棟(鉄筋一部三階建603.21m2)を新築(国庫) |
昭和58年9月 | 精神薄弱者更生施設(女子20名)定員増として認可 |
昭和63年12月 | 地元企業の協力を得て、ミニ・福祉工場(土木・金工)を開所 |
平成2年9月 | 児童施設に自立生活訓練棟(鉄筋二階建77.63m2)新築(清水基金助成) |
平成3年5月 | るりがくえん通勤寮(鉄筋三階建684.57m2)新築(国庫)精神薄弱者通勤寮(20名)認可 |
平成7年4月 | るりがくえん青年寮(鉄筋二階建583.54m2)増築(国庫)定員増(男子20名、ショートステイ2名) |
平成12年10月 | 知的障害者地域生活援助事業(るりがくえんグループホーム)を開設 |
平成16年4月 | 知的障害者授産施設(通所)るりがくえんきらら夢KOBO(20名)、知的障害者福祉ホーム(10名)を山口市宮野るりの里に開設 |
平成18年4月 | 知的障害者地域生活援助事業所るりがくえん第2グループホームを開設 |
平成18年10月 | 共同生活援助事業所るりがくえんグループホームを開設(2事業所を一本化) |
平成19年4月 | 知的障害者福祉ホームを共同生活介護・共同生活援助(ケアホーム・グループホーム)事業所に変更 |
平成21年11月 | 知的障害者共同生活援助事業所るりがくえん第3グループホームを開設 新築(清水基金助成) |
平成23年3月 | 障障害者支援施設るりがくえん(鉄筋コンクリート造瓦葺三階建3,283.73m2 60名)を新築(国庫) 知的障害者共同生活介護事業・共同生活援助事業所るりがくえん 第4・第5グループホーム(各6名)、第6ケアホーム(6名)を新築 |
平成23年4月 |
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平成23年10月 | 相談支援事業パワーストーンるりを開設 |
平成25年4月 | るりワークス定員の変更(宿泊型自立訓練13名、就労移行支援15名、就労継続支援(B型)15名) |
平成26年4月 | 一元化に伴う事業の変更
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平成27年4月 | るりがくえんホーム住居の追加及び定員の変更 第7ホーム(6名)を新築 |
平成29年3月 | るりワークス自立訓練(生活訓練)事業(定員6名) を廃止 |
平成31年4月 | るりワークス定員の変更(宿泊型自立訓練11名、就労移行支援10名) |
令和4年3月 | るりワークス就労移行支援事業(定員10名)を廃止 |
令和4年4月 | るりワークス就労継続支援(B型)事業の定員変更(20名) |
令和5年3月 | 相談支援事業所パワーストーンるりの廃止 |
令和6年4月 | るりがくえんきららホームを新築移転(公益財団法人JKA助成) |
令和6年7月 | 障害者支援施設るりがくえんの定員変更(施設入所支援定員70名) |
交通アクセス

るりがくえん
〒747-1221 山口県山口市鋳銭司10812番地1
JR西日本 山陽本線「四辻駅」から車で約10分
るりがくえんきらら夢KOBO
〒753-0001 山口県山口市宮野上783
JR西日本 山口線「山口駅」から車で約16分


