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ご挨拶

理事長あいさつ

   【理事長 湯田 克治】
 
 
 るりがくえんは1956(昭和31)年9月に重度精神薄弱児通園教育施設・私塾「瑠璃学園」としてスタートしました。「瑠璃」は仏教七宝の一つです。「瑠璃も玻璃も照らせば光る」ということわざのように、知的障害者も光(教育)を添えればいかようにも変わるという創立者村上修好の教育観に基づくものでした。
 「難しい漢字を子どもたちが書けない」という理由から、三年後には 「るりがくえん」に改名、現在に至っています。
 るりがくえんは、山口市南東部の防府市に接する鋳銭司(すぜんじ)地区と山口市中心市街地に近い宮野地区の二か所に立地しています。
 鋳銭司地区には平安時代の約200年間、今の造幣局に当たる周防鋳銭司(すおうのじゅせんし)が置かれていました。1973(昭和48)年に国の史跡に指定された跡地から、つい最近(2024年6月)、富寿神宝(ふじゅしんぽう)という貨幣が初めて発見され、マスコミで大きく取り上げられました。鋳銭司キャンパスのすぐ近くには幕末維新の英傑大村益次郎を祀る神社と墓、そして周囲6キロの広大な長沢池が素晴らしい景観を醸し出しています。
 宮野地区には第18代内閣総理大臣寺内正毅の墓や1926(大正15)年に国の史跡・名勝に指定された常栄寺雪舟庭があります。また、宮野キャンパス近くには宮野温泉(山口ふれあい館)があり、同キャンパスにある5つの泉源の一つから温泉を供給しています。
 創設者が仏教七宝の一つ瑠璃に例えた利用者様は鋳銭司、宮野合わせて約140人。お一人お一人がまさに「宝もの」なのです。同じく90人の職員は、そのお一人お一人の笑顔と尊厳を大切にハビリテーションに努めています。お一人お一人の笑顔を大切に支援しています。
 全国的に障害者施設における職員の高齢化、人材不足が深刻な問題になっています。るりがくえんも例外ではありませんが、最近うれしいことがありました。20歳を少し過ぎた鋳銭司出身の人を採用できたことです。「若者」「地元」、二重の喜びです。
売り手市場ではありますが、知的障害者の支援に関心をお持ちの方には、ぜひ見学にお越しください。
 
                2024年(令和6年)7月


アルパカと少女

アルパカと少女

社会福祉法人るりがくえん
〒747-1221
山口県山口市鋳銭司10812番地1
TEL.083-986-2054
FAX.083-986-2469
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